・無事にハクマとコイキと同じ高校に進学することができた……と思っていたところ、
疎遠になっていたモラトレスも同じ高校に進学していたことに驚いていた
・高校1年生の時にハクマとモラトレスと同じクラスになり、コイキは別のクラスになって少し寂しかった
・ハクマからのアドバイスでクラスの委員長になったのだが、何故かモラトレスも委員長になっており、
高校生活が始まって間もない頃にハクマとモラトレスが付き合うことになったと聞かされた
・中学時代のこともあったので付き合っていることは内密にしており、コイキにも伝えてはいなかった
・そんな中で「自分は良いのか?」と確認すると「だってウェルには隠したくねーもん」と言われ、
続けて「あとお前は何があっても絶対言わないじゃん、信じてるから」と追い打ちされて黙るしかなかった
・モラトレスと2人の時にハクマのどこが好きになったか教えてもらって嬉しくなっていたところ、
「…私、ハクマ君の彼女だけどたまにウェルシー君に嫉妬するかも」と言われたので必死に弁解していた
・高校に入学して1カ月ほど過ぎた頃、ハクマが同じクラスのタルゴナと殴り合いの喧嘩をして停学になった
・ハクマからは「俺、あいつの幼馴染に告白されたんだよ…当然断ったけど…多分それが関係してるかな」と
事情を説明してもらって納得はしたものの、自身のタルゴナへの印象はあまり良くはなかった
・停学期間を無事に終えたハクマはタルゴナに積極的に話しかけるようになっていた
・一方のタルゴナはハクマに辛辣な一言を放っては雑にあしらう姿を見せているだけだった
・「そんなことをして…また取っ組み合いでも始めたらどうするつもりだ」とハクマに指摘してみるも
「…だってこのままじゃあいつのことよく知らないまま学園生活終了しそうだし」と全く退かなかった
・ハクマがタルゴナに"構う"ことに対してモヤモヤしつつも、自分が口を出すのもおかしいと思い続けて
1年が過ぎた頃、タルゴナに「ハクマのことをどう思っているんだ」と直接問いただしていた
「気に食わない奴だ」
「…ハクマはお前のことをそう思ってはいない」
「否、マールグランデも同じだ。俺達は腹立たしい相手と終わりのない口論をしているだけだ」
「……何故そんなにハクマのことを嫌っているんだ、ハクマはお前のことを…」
「…貴様の"親友"とやらが俺に鞍替えするわけないだろう、馬鹿が」
「!? そういう話をしているんじゃない!ただ俺はお前のハクマに対する態度を改めて欲しいと…」
「フン。あの男の実力や性質を貶めるつもりはないが、俺はあの男を認めるわけにはいかなくてな」
「…そ、そうなのか」
「俺がマールグランデを認めないことと同様に、マールグランデにも"意地"があるようだが」
「…それは…」
「とは言えあの男が素直に話す日が来るとは思わないがな」
「それだとお前とハクマはずっと今の関係のままじゃ…」
「俺とマールグランデはこのままで"結構"だ」
そうしてタルゴナは最後に「きっとあの男もそう答える」とだけ残していった
・ハクマにタルゴナと話をしたことを伝えると「え!?あいつと会話が続くことがあるんだ!?」と驚かれた
・「このままタルゴナに誤解されたままで、お前は本当に良いのか」とハクマに聞くと、
「それは別にいいよ。俺もあいつも"譲れないもの"があるだけだからさ」と答えていた
・ハクマは"大切な恋人と交わした約束を何があっても絶対に守り通すこと"、
タルゴナは"理由はどうあれ大事な幼馴染を無下にした相手を絶対に許容しないこと"、
おそらくは互いに察しがついている筈なのに意固地になっている2人に対して、
「お前たちが何気なく話し合える日が来れば良いのにな」と思わず呟いていた
・「いやいやいや…そんな日が来たら他人事みたいに笑っちゃうけどな、俺は」と言うハクマをよそに、
"自分の自慢の親友が、気の合いそうな友人と笑い合う姿を見たくないわけがない"と、
本人に直接は言わずに心の中に留めていた