・16歳の頃に「いつまでもタカガリさんに守ってもらってばかりはよくありませんわ！」と、
　自分の発言に逆らえないタカガリに無理を言って、１人で帰宅することになった
・しかしそんな自分の不用心さから、身代金目的の誘拐にあってしまった
・家族や護衛のタカガリに迷惑をかけたことへの罪悪感と、このまま自分はどうなってしまうのかと
　不安に襲われていた時に見知らぬ男性が目の前に現れていた

　「──君、"パトリシアさん"…だろ？」
　「ど、どうして…わたくしの名前をご存知なのですか…？」
　「それは俺が"刑事"だからだよ…よし、ここから出ようか」
　「……は、はい！…刑事さん…！」

・誘拐されて監禁された場所から脱出を試みた"刑事さん"は、誘拐犯とひと悶着はあったものの、
　大した怪我もなく誘拐犯を制圧し、自分は無事に家族の元へ帰ることができた
・泣きながら謝るタカガリに自分も涙をこぼしながら謝罪をしていた
・ひとしきり泣いた後、自分を助けてくれた"刑事さん"にも声を掛けようとしていたのだが、
　"刑事さん"は既にどこかへ去ってしまっていた

　「わたくし、どうしても"刑事さん"にお礼を言いたいですわ……
　　そうですわ！わたくしも"警察官"になれば良いんですのよ！」
　　
・憧れの"刑事さん"に再会し、あの時のお礼を伝えたいために、警察官になる道を選んだ

・なお、誘拐犯が刑務所に入ってからは定期的に面会に訪れていた
・「わたくしが誘拐されなければあの方も誤った道を進むことはありませんでした…
　　ですから、わたくしがあの方の力にならなければ…そう思ったのですわ」……とのこと
・誘拐犯はタカガリの睨みに怯えつつ、自分を助けたいと言う夢見がちな少女のために
　もがき苦しみながらも更生して無事に社会復帰を果たしたのだという