オトリ [Otori]全身画 / 上着なし
「やれやれ…何でもっと上手くやれないのかね〜これくらいさぁ」
名前:オトリ
種族:オトシドリ♂  特性:いわはこび
性格:ひかえめ  個性:気が強い
一人称:ボク  二人称:アナタ、キミ
身長:178cm  年齢:22歳  誕生日:9月11日
現住地:西3番エリア  

生活安全部に所属する、勤続1年目の警察官。
ネットを悪用した犯罪の対処が主な仕事で、
新人ながらも特殊詐欺等の検挙が目覚ましい。

理知的な顔立ちをしているがどこか怪しく、
あまり自分のことを話さないので謎も多い。
話しかけられてもぬらりくらりと躱している。

相手によって態度を変えているようで、
同じ部署の上司や先輩には猫を被っており、
気心の知れた相手にはずけずけと物を言う。

インドア派を自称し、バトルは不得意と公言。
同僚と仲良くするつもりはないらしいが、
自分と違うタイプのクラフトには絡んでいる。
※年齢は物語開始(6/1)時点となります
クラフト(ウェーニバル♂)
警察官の同僚。年齢は一緒だが彼の方が先に警察官になったため、先輩にあたる。
自分が警察官になろうと思ったきっかけ…なのだが、当の本人は特に気にしていない様子。

「『ナーヴァンテはクラフトに頼れば楽できるよね』って事実を言っただけだけど?」
「……こっちは"人生"変えられたってのに、覚えてるのは俺だけなのかよ」
ナーヴァンテ 警察官の同僚。目の敵にしていたが、現在は休職中で不在のため、物足りないらしい。
「…どこからどう見ても普通の女じゃないか…この女のどこがいいんだ…」
キリコ 警察官の同僚。他の同僚と違って自分に対して世話を焼いてこないので少しだけつまらない。
「まさかキリコの口から"デイトレーダー"なんて言葉が出るとはね…結構面白いよ?やってみる?」
ラミー 警察官の同僚。癇に障るほどのお人好しで、いつか痛い目を見るだろうなと思っている。
「はぁ…別に仕事でもないのにラミーはさぁ…まあこっちには関係ないけどね?勝手にやれば〜?」
パトリシア 警察官の同僚。ドン引きするほどのお嬢様。自分の嘘を信じるので適当にからかっている。
「ねえ、今度一緒にデートしない?もちろんパトリシアの奢りでさ♥…タカガリさん顔、こっわ〜い」

・テーブルシティ近くのマンションで1人暮らしをしている
・綺麗好きで几帳面なため掃除は得意だが、自炊は全くする気がないので配達頼みとなっている
・仕事の内容からも察せるが電子機器にはうるさく、常にアンテナを張っているようである
・休日に外出した際に逆ナンをされても断りはしないが、お茶を飲んで帰るくらいには節操はある

・西1番エリアを牛耳るオトシドリの一族…の分家の次男として生を受ける
・17歳までは両親・父方の祖父母・そして実兄と共に暮らしていたのだが、
 "嫡男を跡取りとして育てる"という古いしきたりのせいで
 家族から十分な愛情を受けられず、その上兄からは疎まれ続けていた
・兄と折り合いが悪いのは兄よりも自分の方が"優秀"だったからで、
 努力しても結果を出せないことに悩み続けていた兄からずっと憎まれ口を叩かれていた

・決して"才能がある"というわけでなく、誰にも見えないところで(もとい、誰も見てくれない中でも)
 長所を伸ばしつつ自分の苦手な分野にも挑戦しながら日々励んでいたため、
 兄の的外れな言い分に常に腹を立てていた……が、口答えするだけ無駄なので黙っていた
・自分に一切興味のない祖父母は自分の名前すら覚えておらず、
 自分と兄を比較しては落胆する両親は「下に色々盗られたのか…」と陰口を言われ、
 平静を保とうにもまだ17歳の高校生には耐えられなかった

・自分の中で既に限界を迎えていたらしく、今まで気にしなかった兄の発言で怒りが爆発してしまった
・「お前のせいで俺はいつも惨めなんだよ」「お前さえ居なければ俺は…」「もう、死にたい」
 ……そんな言葉を聞いて思ったのは「俺なんか生きてるのか死んでるのかも分からない状態だよ」
・いつものように癇癪を起して自分に言いたいことだけ言った兄に対し、
 「そんなに死にたきゃ、さっさと死ねば?」……と、一言だけ述べてその場を後にしていた

・自室のベッドで寝転がっていた時に、窓から"あり得ないもの"が見えてしまい、
 飛び起きて窓の外に視線を移したところ、そこには飛び降りた兄の姿があった

・兄が自殺未遂をしたその日から、家を捨て名前を捨てて、ネットカフェに籠る生活をしていた
・"あの日"は他の家族が不在だったため、救急外来への連絡だけはしたものの、
 実行力のかけらもない兄が自分の発言で自殺を決するとは思っていなかったため、
 罪悪感からその場に留まることはできなかった

・親から授かる機会がなかったので自分で稼だ貯金で何とかやりくりしていたのだが、
 いよいよ当てがなくなってきたと思っていた時に、凶悪な顔面の男性に声を掛けられていた

 「お前…この場所が気に入っているのか?長期間居座っているようだが…」
 「ここが安くて良いんだよ。俺…もう帰る家がないからさ」
 「……パソコンの扱いには慣れているのか」
 「そうだね…ただ使うだけじゃなくて、これで色々と出来ると思うけど?少なくとも、同世代よりは」

・自分に興味を持って話しかけてきたのはその男性が初めてで、質問に適当に答えていった結果
 何故かその男性が経営する会社で"経理事務"として働くことになっていた

 「ところで俺に初めて話しかけた時さ…てっきり美少年好きのヤバいおじさんかと思ったんだけど」
 「そんな失礼極まりないことを考えてたのかお前…」
 「お金をもらえるなら1発くらいヤってもまあ耐えられるかな…と迷ったよ、正直」
 「殺すぞ」
 「でも俺の能力が目当てだったんだ〜って安心したよ〜本当に」
 「俺が全ての仕事をやるには負担が大きすぎるからな…お前の存在には感謝している」

・少なくとも自分と血の繋がりのある連中よりは、自分の存在を認めてくれたような気がして、
 仕事の内容はともかく、前よりは"生きている"という実感を得ていた

・"会社"で働くために必要だということで、凶悪な顔面の男性…もとい雇用主が買収した戸籍情報を貰い、
 "オトリ"という名前を得て新たな人生を歩むことになった
・自分が勤めていた会社は"暴力団やマフィア、半グレ組織から金を搾り取る"という、
 先述した連中と大差ないくらい法に触れる事業をしていた
・唯一マシだと思えるのは"一般市民は対象外"だということ
・自分の雇用主曰く「クズが法を犯して稼いだ金をこちらが巻き上げても心は痛まないだろう」とのことで、
 その時の雇用主の表情は普段の険しい顔面も相まって非常に恐ろしいものだった

・自分の主な業務は"経理事務"なのだが、雇用主が担当している詐欺の考案にたまに協力することもあり、
 雇用主からは「お前、金の取り立て以外なら何でもできるんじゃないか?」と褒められることもあった
・褒められて悪い気はしなかったが「今より高くつくけどそれでも構わないの?」とからかってみせると、
 「…それはそれで俺の負担が減っていいな」と本気にするので丁重にお断りしていた

・働き出してから数年が経った頃だった
・暴力に訴えたり詐欺を働いたりして稼ぐ従業員の中には、どうしてもノルマを達成できない者がおり、
 回収した金の出どころを偽って自分に納金する…ということを何度もやっていた
・自分が気付いていないと思い込んで一般市民を食い物にする従業員を呼び出し、
 「規則を破ったからには上司に報告して相応の措置を取ってもらう」と宣告した

・自分の"摘発"に対して口答えをしたり上司への報告を止めようとしたりと、
 その見苦しさに苛立ってしまい、考えていたことをそのままはっきりと伝えていた
・自分が発言を終えた後にその場を去ろうとすると後ろから頭を思い切り殴ってきた
・「まさか逆上して襲ってくるなんて…」そう思いながら遠のく意識の中で
 「またやってしまった」と、兄の自殺未遂の光景がフラッシュバックしていた

・意識を取り戻したのは、白い天井が目につく病室の中だった
・自分が寝ているベッドの隣には、若い男性が椅子に腰掛けており、目覚めた自分を見て安堵していた
・若い男性は警察官らしく、自分に軽く事情聴取をしながら、警察官側の情報も提供してもらった
・自分は例の従業員に暴力を振るわれただけでなく、窓から落とされたことを知ってゾッとした
・例の従業員は"殺人容疑"で逮捕されたようだが、そのうち詐欺方面でも足が付くだろうと悟った

・テナントビルの5階から落下してきた自分を受け止めるだけでなく、
 落とした張本人を逮捕までする警察官の男にいじわる気に「何で助けてくれたの?」と聞いた

 「言い争いになって相手を怒らせて、それで殴られて挙句窓から落とされてさ…
  俺は正しいことをしたつもりだけど、自業自得ってやつだったんだよ」
 「でも"正しい"のは君の方だったんだろう?」
 「……まあ、一応ね」
 「なら、何ら問題はないな。俺は"警察官"だから、君たち市民を守るのは当然のことだ」

・「目が覚めたとは言え、体調も優れないだろうから本格的な事情聴取は落ち着いた後に行う」
 …という警察官の言葉を聞いた後に、隙を見て病院を抜け出した
・幸い、自分の名前や住居を知っているのは雇用主だけなので、身元が割れることはなかった
・雇用主にはその後「色々バレたと思うから、会社は引き払った方がいいよ」とだけ伝え、
 自分も住居も引っ越して、会社とも雇用主ともお別れをした

・自分のこともろくに知らないで、勝手に判断して勝手に助けた警察官の男を、
 どうしても驚かせたい一心で"警察"という組織に身を投じることにした
【募集中】お友達
メモ:家族とは絶縁状態なので血縁は募集しておりません!